【歳時記】八代市 日奈久温泉(2021年 夏)
シリーズ『歳時記』では、
弊社代表の”カメラ小僧” もとい 代表取締役社長中野が自ら産地を訪れ、
そこで出会った四季折々の風景を紹介していきます。
今回は 夏 の風景。
八代市 日奈久温泉
日奈久温泉は、応永16年(1409)、浜田六郎が父の刀傷をいやそうと神に祈ったところ夢でお告げがあり、
教わった場所を調べてみると温泉が湧き出ていたと伝えられています。
その場所は今の本湯で当時は海中でした。
この霊泉発見が伝えられると、六郎の孝徳とその霊験とを慕って療養にくる人が多くなりました。
参勤途上の島津侯もよく利用し、江戸初期には細川家の藩営温泉に指定されました。
放浪の俳人種田山頭火も宿泊し、
「温泉はよい、ほんたうによい、ここは山もよし海もよし、出来ることなら滞在したいのだが、ーいや一生動きたくないのだが」
という歌を残しています。
八代地域の農業
八代地域はこの時期、秋冬の収穫に向けたブロッコリーやカリフラワー、キャベツなどの準備が行われています。